無二膏(読み)むにこう

精選版 日本国語大辞典 「無二膏」の意味・読み・例文・類語

むに‐こう ‥カウ【無二膏】

〘名〙 膏薬の名。江戸初期、慶安元年(一六四八)頃、京都車屋町の外科医雨森良意が売り出した、ひびあかぎれ、はれものなどの皮膚疾患に効能あるという膏薬。江戸小網町のかまや艾(もぐさ)本家でも売られた。雨森無二膏。
雑俳・新とくさ後編(1800)「見て貰ふ・無二膏延ばして置お山」

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