烏帽子小屋村(読み)えぼしこやむら

日本歴史地名大系 「烏帽子小屋村」の解説

烏帽子小屋村
えぼしこやむら

[現在地名]猪苗代町長田おさだ

釜井かまい村の東、猪苗代湖北岸の平坦部に位置し、川西組に属した。二本松街道脇道が通る。集落は南の南烏帽子小屋、北の北烏帽子小屋と南北に分れていた(新編会津風土記)。永保元年(一〇八一)に越後国新潟村の住人小森常元が当地に移り住んだのが村の草創と伝え(翁島村郷土史・新編会津風土記)、寛治年中(一〇八七―九四)源義家が奥州下向の折、当地の白山神社に参詣神前に烏帽子を脱ぎ置いたのが村名の由来とされる(猪苗代町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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