烏山藩厚木役所跡(読み)からすやまはんあつぎやくしよあと

日本歴史地名大系 「烏山藩厚木役所跡」の解説

烏山藩厚木役所跡
からすやまはんあつぎやくしよあと

[現在地名]厚木市厚木町

厚木神社の北隣、旧市役所本庁舎の場所にあたる。下野烏山藩大久保氏の初祖忠知は忠為(小田原藩主大久保忠世の弟)三男である。享保一〇年(一七二五)常春のとき下野国那須なす芳賀はが両郡のうちに二万石を領し、烏山城主となった。同一三年相模国で一万石の加増があり、三万石を領した。相模国領は愛甲あいこう郡一〇ヵ村、大住おおすみ郡七ヵ村、鎌倉郡九ヵ村、高座こうざ郡一三ヵ村であった。

享保一四年、相模国のほぼ中央に位置し、交通の要衝で、石高が所領内で最も高い厚木村に役所が設置された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android