烏亭焉馬(初代)(読み)うてい えんば

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「烏亭焉馬(初代)」の解説

烏亭焉馬(初代) うてい-えんば

1743-1822 江戸時代中期-後期の戯作(げさく)者。
寛保(かんぽう)3年生まれ。江戸本所の大工棟梁狂歌,浄瑠璃(じょうるり),滑稽(こっけい)本,洒落(しゃれ)本,落語など多方面で活躍。門人に式亭三馬,柳亭種彦(初代)ら。市川団十郎家を後援し,「花江都(はなのえど)歌舞妓年代記」を刊行。「咄(はなし)の会」を主催し,落語中興の祖とされた。文政5年6月2日死去。80歳。姓は中村。名は英祝。通称は和泉屋和助。別号に立川焉馬,談洲楼など。浄瑠璃に「碁太平記白石噺(ばなし)」(合作)など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android