為方無み・詮方無み(読み)せんかたなみ

精選版 日本国語大辞典 「為方無み・詮方無み」の意味・読み・例文・類語

せんかたな‐み【為方無み・詮方無み】

(形容詞「せんかたない」の語幹に「み」の付いたもの。→) どうしようもないので。なすべき手段・方法がないので。多く「波」に掛けて用いられる。
古今(905‐914)雑体・一〇二三「枕よりあとより恋のせめくればせんかたなみぞとこなかにをる〈よみ人しらず〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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