灰久保馬場(読み)はいくぼばば

日本歴史地名大系 「灰久保馬場」の解説

灰久保馬場
はいくぼばば

[現在地名]人吉市灰久保町

土手馬場どてばばの北、東の勘左衛門かんざえもん川対岸には老神馬場おいがみばばがあり、東西土手馬場と並行する形で形成された武家町。西はあいだ村、北は球磨川に面する。寛政一〇年(一七九八)の藩士分限帳(熊風土記)によれば、二〇石取山田万助、五〇石取千々岩儀助・市来丹左衛・同豊永新七郎・桑原庄八らの知行取がおり、扶持方は三人扶持の万江犀次郎をはじめ、笹木惣右衛門・有馬伝右衛門・岩崎立章らがいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android