火立毛跡(読み)ふいーたていもーあと

日本歴史地名大系 「火立毛跡」の解説

火立毛跡
ふいーたていもーあと

[現在地名]那覇市首里石嶺町二丁目

一七世紀前半に整備された烽火(火立所)の一。べんヶ岳から東方約五〇〇メートルほど離れた丘陵上に位置する。現那覇市と西原にしはら町・南風原はえばる町との境界付近にあたり、沖縄島東海岸の西原中城なかぐすく、さらには与那城よなしろまでを眺望できる。フィータティモーと発音する。火立モーの碑が現存し、文字の大半は剥離摩滅しているものの、「艘」「一日二艘」「異国」「□□親雲上」「安波茶親雲上」「□村渠親雲上」などの文字を確認できる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android