瀬川菊之丞(5世)(読み)せがわきくのじょう[ごせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「瀬川菊之丞(5世)」の意味・わかりやすい解説

瀬川菊之丞(5世)
せがわきくのじょう[ごせい]

[生]享保2(1802)
[没]天保3(1832)
歌舞伎俳優。屋号浜村屋。俳名路考。3世瀬川菊之丞の女婿菊三郎の子。前名瀬川多門。文化 12 (1815) 年5世を襲名し,文化 14年には立女方となった。時代物,世話物両方をよくし,当り役小万,お軽など。

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世界大百科事典(旧版)内の瀬川菊之丞(5世)の言及

【三つ面子守】より

…四変化物の一。初演は長唄と富本の掛合で大切(おおぎり)所作事として5世瀬川菊之丞が演じた。子守が赤子をあやすため,おかめ,恵比須,ひょっとこの三つの面をかわるがわるかぶって踊る軽妙な小品舞踊。…

※「瀬川菊之丞(5世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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