濡通(読み)ぬれとおる

精選版 日本国語大辞典 「濡通」の意味・読み・例文・類語

ぬれ‐とお・る ‥とほる【濡通】

〘自ラ五(四)〙 雨や水などがしみとおる。衣類などを通して肌まで濡れる。
万葉(8C後)九・一七六〇「男神(ひこかみ)に雲たちのぼり時雨降り沾通(ぬれとほる)とも吾れ帰らめや」
太平記(14C後)二七「簑もなく笠も著ざれば、膚までぬれ徹り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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