精選版 日本国語大辞典 「漕回」の意味・読み・例文・類語
こぎ‐めぐ・る【漕回】
〘自ラ四〙 舟を漕いであちこちまわる。漕ぎまわる。
※万葉(8C後)一七・三九九三「さざれ波 立ちても居ても 己芸米具利(コギメグリ) 見れども飽かず」
こぎ‐まわ・る ‥まはる【漕回】
〘自ラ五(四)〙 舟を漕いであちらこちらをめぐる。漕いでまわる。こぎめぐる。こぎまう。
こぎ‐た・む【漕回】
〘自マ上二〙 舟を漕ぎながらめぐる。漕ぎまわる。
※万葉(8C後)六・九四二「許伎多武流(コギタムル) 浦のことごと ゆきかくる 島のさきざき」
こぎ‐まわ・す ‥まはす【漕回】
〘他サ五(四)〙 舟を迂回させて漕いでいく。
※新撰六帖(1244頃)三「湊入りはなぎさ伝ひにこぎまはせとあさもあらば舟もこそゐれ〈藤原光俊〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報