演説書・演舌書(読み)えんぜつがき

精選版 日本国語大辞典 「演説書・演舌書」の意味・読み・例文・類語

えんぜつ‐がき【演説書・演舌書】

〘名〙
江戸時代裁判で、担当奉行が他の奉行と協議するような場合、その用件を記述した文書。〔評定所留役覚書‐演説書・根岸肥前守古事類苑・法律五六)〕
② 文書形式の説明書。また、前任者から後任者への事務引継にあたって作成される記述書類。〔慶応三年一一月美濃郡代引継(1867)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報