滞留時間分布関数(読み)タイリュウジカンブンプカンスウ

化学辞典 第2版 「滞留時間分布関数」の解説

滞留時間分布関数
タイリュウジカンブンプカンスウ
residence time distribution function

一定流量で流体供給,排出されている装置において,着目している物質が装置の入口から出口まで流れるのに要する時間が滞留時間であるが,物質は装置内で異なったいろいろの経路を通るため,種々の値の滞留時間tをとりうる.このt確率密度関数f(t)の形で表すと,滞留時間分布関数R(t)は,時刻0に流入した物質のうち,時刻tまでに流出した割合であるから,次式となる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android