滝落(読み)たきおとし

精選版 日本国語大辞典 「滝落」の意味・読み・例文・類語

たき‐おとし【滝落】

[1] 〘名〙
① 雨などが滝のように落ちること。
※俳諧・渡奉公(1676)下「ことに聞音や鶯の滝落し〈弘良〉」
② 滝に飛び込み、川下に泳ぎ出ること。また、その人。
浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)四「近江の湖にて白髭岩飛、よし野の滝(タキ)おとし、是皆れんまなり」
※読本・昔話稲妻表紙(1806)四「一人虚無僧尺八の笛をとり、滝(タキ)おとしを吹きすまして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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