滝浜(読み)たきはま

日本歴史地名大系 「滝浜」の解説

滝浜
たきはま

[現在地名]志津川町戸倉とぐら

志津川湾に北面して、東に藤浜ふじはま、西に滝浜の集落がある。東は長清水ながしず浜、南は十三浜じゆうさんはま(現桃生郡北上町)、西は水戸辺みとべ村に接する。正保郷帳に田四貫一四九文・畑七貫一一二文とあり、ほかに同所新田三二文があり、柴山と注記される。「安永風土記」によれば、田四貫一四九文・畑七貫一四四文(うち茶畑五文)で、一円給所、人頭四二人(うち寺一)のうち寛永一八年(一六四一)の竿答百姓一七人、家数四二、男一〇九・女一〇九、馬四三で、小晒舟二・かっこ舟四三・さっぱ舟一があり、神社は浜鎮守の八幡社など三社、屋敷名は二で、滝浜屋敷に二七軒、藤浜屋敷に一四軒が居住していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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