溲瓶(読み)シュビン

デジタル大辞泉 「溲瓶」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐びん【×溲瓶】

唐音》「しびん(溲瓶)」に同じ。
「寝室中に―を備えて」〈村田文夫・西洋聞見録〉

し‐びん【×溲瓶/尿瓶】

《「しゅびん」の音変化》病人老人が、寝たまま尿をするのに用いる器。

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精選版 日本国語大辞典 「溲瓶」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐びん【溲瓶】

〘名〙 (「しゅ」は「溲」の唐宋音で、小便の意。「びん」は「瓶」の唐宋音) 寝床近くなどに備えておき、小便をする時に使う容器小便壺。しびん。しゅうびん。しんびん。
※俳諧・玉海集(1656)付句上「かろかろと寐たる所へひきよせて しゅひんの代にへうたんやする〈貞徳〉」

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普及版 字通 「溲瓶」の読み・字形・画数・意味

【溲瓶】しゆうへい

溲器

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