源注拾遺(読み)げんちゅうしゅうい

精選版 日本国語大辞典 「源注拾遺」の意味・読み・例文・類語

げんちゅうしゅうい ゲンチュウシフヰ【源注拾遺】

源氏物語」の注釈書。八巻。契沖著。元祿九年(一六九六成立、天保五年(一八三四)刊。豊富な語学的知識と仏教的教養もとに、ひろく和書・漢籍・仏典をひき、旧注、特に「湖月抄」の誤りを正したもの。新注の最初として「源氏物語」研究に新しい方向を与えた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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