朝日日本歴史人物事典 「源勝」の解説
源勝
生年:生年不詳
平安前期の官人,学僧。法名は由蓮。竹田禅師と称される。嵯峨天皇の皇子で母は惟良氏(または大原氏)出身の娘。源朝臣の姓を賜る。天長10(833)年,摂津国百済郡(大阪市)の荒廃田27町を与えられ,嘉祥2(849)年,一族の多らとともに無位から従四位上に。間もなく俗世を嫌って出家。聡明な性格で仏典に通じ,老荘思想にも明るかった。
(朧谷寿)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
(朧谷寿)
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