満行寺(読み)まんぎようじ

日本歴史地名大系 「満行寺」の解説

満行寺
まんぎようじ

[現在地名]仁摩町天河内町

天河内あまごうち町のほぼ中央部に位置する。玉蓮山と号し、浄土真宗本願寺派。本尊阿弥陀如来。寺伝によれば、もと西光さいこう寺と称し真言宗であったが、天文年中(一五三二―五五)山吹やまぶき(現大田市)城主小笠原長秀の子息が落延びてきて住職照西の弟子となり、天文一三年に本願寺証如に帰依して浄土真宗改宗。一時は「石見本山」と称され、毎年の報恩講には多数の参詣者で門前に市が立った。天正年間(一五七三―九二)満行寺に改称したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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