満島番所跡(読み)みつしまばんしよあと

日本歴史地名大系 「満島番所跡」の解説

満島番所跡
みつしまばんしよあと

[現在地名]天龍村大字平岡字川島

番所は天竜川左岸の台地上に、改場所は天竜川氾濫原に位置する。

延宝六年(一六七八)前々御代官書上等写(千村文書)に「遠山土佐守慶長拾九年大坂御陣之節、河内国牧方之御関所人留之御役為仰付首尾能相勤、其後落人等遠山辺も相通り申候ニ付為御用心遠山梁之木島満島村御番所土佐守仰付重内・五郎兵衛・二郎兵衛先祖之者共ヘ被申付」と記されており、遠山土佐守は、青崩あおくずれ峠の麓の梁木島はりのきじまと天竜川の舟着場であった満島に番所を建て守らせた。満島は遠山庄右衛門(一説庄兵衛)・遠山権太夫が番人となり、この子孫が代々番人となって服務した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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