湯崎野村(読み)ゆさきのむら

日本歴史地名大系 「湯崎野村」の解説

湯崎野村
ゆさきのむら

[現在地名]上市町湯崎野

上市川の扇状地の扇頂部南の台地上に位置し、東は湯神子野ゆのみこの村、西は稗田ひえだ村、南は湯神子村・堤谷つつみだに村、北は湯上野ゆうわの村。湯上野村と柿沢かきざわ村を結ぶ道筋にあり、眼目新さつかしん村からの道もある。この地はもと稗田村の草刈場であったと伝え、正印しよいん村次郎兵衛が湯崎野用水を開削し、湯崎野の開拓を行ったという(白萩小史)。毎年八月一七日次郎兵衛祭が行われる。村立ては明暦三年(一六五七)という(出来新村・退転村記申帳)。寛文一〇年(一六七四)の村御印によれば草高一五〇石、免二ツ(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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