湯婆(読み)タンポ

デジタル大辞泉 「湯婆」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぽ【婆】

唐音
湯たんぽ 冬》
京阪地方で、酒を温めるのに用いる、銅・真鍮しんちゅう製の筒形の器をいう。ちろり。

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精選版 日本国語大辞典 「湯婆」の意味・読み・例文・類語

たん‐ぽ【湯婆】

〘名〙 (「たん」「ぽ」はそれぞれ「湯」「婆」の唐宋音)
金属または陶器などで作り、中に湯を入れて、腰や足などをあたためるのに用いる器。ゆたんぽ。とうば。脚婆(きゃくば)。《季・冬》
蔗軒日録‐文明一八年(1486)一〇月「居士借于予湯婆」
京都・大阪地方で、銅または真鍮(しんちゅう)製の酒をあたためる筒形の器をいう。
※俳諧・桜川(1674)冬二「一つ呑酒は上戸のたんほかな〈未及〉」

とう‐ば タウ‥【湯婆】

〘名〙 ゆたんぽ。たんぽ。湯婆子。〔温故知新書(1484)〕

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普及版 字通 「湯婆」の読み・字形・画数・意味

【湯婆】とうば

湯たんぽ。

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