温水村(読み)ぬるみずむら

日本歴史地名大系 「温水村」の解説

温水村
ぬるみずむら

[現在地名]厚木市温水・毛利台もうりだい一丁目・みどりおか三丁目

東は恩名おんな村、西は愛名あいな村、南は長谷はせ村、北は飯山いいやま村に接し、集落は長谷はせ原北から北東縁辺部と、尼寺あまでら原南部下段に位置する。巡見じゆんけん道は村の南東部を西から南、大山道は西界を南北にそれぞれ通る。恩曾おんぞ川は村の中ほどを南流し、この水を灌漑に利用した。小田原衆所領役帳に南条右京亮「五拾三貫六百文 中郡温水」とあり、また伊東九郎三郎「弐拾壱貫九百七拾文 中郡赤羽禰・藤沢・温水共」とある。

近世は寛永期(一六二四―四四)までに幕府旗本領の五給になり、享保一三年(一七二八)以後は旗本領と下野烏山藩領の五給。天正一九年(一五九一)八月、検地奉行彦坂元正によって検地が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android