清濁を分かつ(読み)せいだくをわかつ

精選版 日本国語大辞典 「清濁を分かつ」の意味・読み・例文・類語

せいだく【清濁】 を 分(わ)かつ

分別がつく。善悪、是非、優劣などを判断する。
吾妻鏡‐元暦元年(1184)一一月二一日「如常胤、実平者、不清濁之武士也」
楽譜に合った、正しい高低や強弱をわきまえる。
平家(13C前)三「邑老・村女・漁人野叟、首(かうべ)をうなだれ、耳を峙(そばだつ)といへ共、更に清濁をわかち、呂律をしる事なし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android