清洲[町](読み)きよす

百科事典マイペディア 「清洲[町]」の意味・わかりやすい解説

清洲[町]【きよす】

愛知県西春日井(にしかすがい)郡,名古屋市北西郊の旧町。織田氏勃興(ぼっこう)の地で,清洲城の城下町として発達,1555年−1567年織田信長居城。美濃路の宿駅でもあった。近郊野菜栽培が盛んで,住宅地化も著しい。東海道本線,名鉄名古屋本線,東名阪自動車道が通じる。2005年7月西春日井郡西枇杷島町,新川町と合併し市制,清須市となる。5.25km2。1万8955人(2003)。
→関連項目福島正則

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世界大百科事典 第2版 「清洲[町]」の意味・わかりやすい解説

きよす【清洲[町]】

愛知県西部,西春日井郡の町。人口1万9235(1995)。濃尾平野南東部に位置し,東海道本線,名鉄本線が通じる。かつて織田信長の居城にもなった清須城を中心に栄えた。町の中央部を五条川が南流し,古くから米作をはじめ,ホウレンソウ,ゴボウニンジンなどの野菜栽培の盛んな地域で,ハウス栽培が行われる。近年名古屋市のベッドタウンとして住宅地化が進む。朝日地区から北の春日村にかけて朝日貝殻山貝塚(県史跡)があり,弥生時代の出土品を展示する貝塚資料館もある。

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