深江神社(読み)ふかえじんじや

日本歴史地名大系 「深江神社」の解説

深江神社
ふかえじんじや

[現在地名]桑名市下深谷部

下深谷部しもふかやべの中央、丘陵地の山麓にある。旧村社。「延喜式」神名帳桑名郡一五座のうちに社名がみえる。例祭一〇月一九日。祭神は天穂日命。当社の由来は不詳で、「北勢古志」に「近キ頃マテ世ニ埋テ誠ノ御名ハ知人ナク、唯県大明神トノミ申来レリシヲ古棟札ニ正ク深江神社ト有シ」とあり、江戸時代中頃からあがた大明神を改めて深江神社と称するようになった。「五鈴遺響」には「旧昔此地ハ桑名郡司ノ所居ナリ故ニ此神社旧名県明神ト称ス」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android