精選版 日本国語大辞典 「淡泊・淡薄・澹泊」の意味・読み・例文・類語
たん‐ぱく【淡泊・淡薄・澹泊】
〘名〙 (形動) (「たんばく」とも)
① 物事の感じがあっさりしていること。さっぱりとしていること。また、そのさま。
※自由学校(1950)〈獅子文六〉鮎料理「紹介も、挨拶も、一切抜きで、アッケないほど、淡泊なものだった」 〔白居易‐秋寄微子詩〕
② 執着心がうすいこと。執拗でないこと。貪欲でないこと。また、そのさま。
※小右記‐永延二年(988)二月二七日「剋限参内。今日直物。又可レ有二除目一云々。余即罷出。事依二淡薄一」
※国歌八論(1742)官家「その詠める所を見るに、風情淡薄、力なきこと柳条の如し」
④ 色や質感などが淡くうすいこと。光が弱いこと。また、そのさま。
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