淡柿・合柿(読み)あわせがき

精選版 日本国語大辞典 「淡柿・合柿」の意味・読み・例文・類語

あわせ‐がき あはせ‥【淡柿・合柿】

高野山文書‐(応永三〇年)(1423)二月二七日・四郷以下公方役書上「大野へあはせかき持てまいり候」
本朝食鑑(1697)四「柿〈略〉又別有佐和志(さわし)。京師此称阿和世(アワセ)
[2] (合柿) 狂言。各流。柿売りと柿を試食した男たちが、柿の甘い、渋いで口論をする。

あわし‐がき あはし‥【淡柿・合柿】

〘名〙 湯などにつけて渋を抜いた柿。さわしがき。あわせがき。→淡す
※定頼集(1053頃)「あはしかき 水のあはしか消やすくみゆれども露の身よりは久しかりけり」

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