海髪（読み）ウゴ

デジタル大辞泉

うご【海^＝髪】

オゴノリの別名。《季 春》「―抱くその貝殻も数知れず／汀女」

いぎす【海^＝髪】

イギス科の紅藻。干潮線付近の岩や海藻に着生。糸状で二つまたは四つに枝分かれする。刺し身のつまや、糊のりの材料にする。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

いぎす【海髪】

〘名〙 紅藻類イギス科の海藻。本州中部以北、北海道、樺太、千島の浅海の岩や他の海藻などに付着する。体は高さ五〇センチメートルに達し、暗紫色で樹枝状に規則正しく分枝し、枝は細い糸状。五、六月頃採集し、乾燥漂白して、刺身のつまとしたり、寒天の原料に混ぜ「いぎすこんにゃく」を作って食べるほか、糊の材料とする。いぎすのり。〔新撰字鏡（898‐901頃）〕

うご【海髪】

〘名〙 海藻「おごのり（於胡海苔）」の異名。《季・春》 〔重訂本草綱目啓蒙（1847）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【海髪】かいはつ

いぎす。

字通「海」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」

動植物名よみかた辞典　普及版

海髪 (オゴノリ・ウゴ;ウゴノリ;オゴ)

学名：Gracilaria verrucosa
植物。オゴノリ科の紅藻

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」