海鞘類(読み)ほやるい

精選版 日本国語大辞典 「海鞘類」の意味・読み・例文・類語

ほや‐るい【海鞘類】

〘名〙 脊索動物門尾索動物亜門の一綱。すべて海産で、成体他物に付着して生活する。幼生は脊索が尾の部分にあり、自由生活をしているが、着生生活にはいる時に吸収され失う。単体のものと群体をつくるものがある。雌雄同体マボヤアカボヤの二種が食用にされる。養殖貝や漁網などに付着して害を与える種もある。〔生物学語彙(1884)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「海鞘類」の意味・わかりやすい解説

海鞘類
かいしょうるい

原索動物門尾索綱のうち、成体が固着生活を送るもの。ホヤ類ともいう。なお、尾索類全体に対して用いられることもある。

[西川輝昭]

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