海山(海底地形)
かいざん
seamount
海底の盛り上がりで、麓(ふもと)から頂上までの高さ(比高)が1000メートル以上あって、比較的孤立しており、頂上付近の広がりが狭い海底地形の一つ。海洋底には多くの海山があり、その総数は不明であるが、1万個以上になると推定される。いままでに採取された海山の岩石は、大部分が火成岩で、海山が火山性のものであることを物語っている。ことに深海底のものは、すべて玄武岩からなり、陸性でないことを示している。
[安井 正]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例