浦項工科大学校(読み)ポハンこうかだいがっこう

大学事典 「浦項工科大学校」の解説

浦項工科大学校[韓国]
ポハンこうかだいがっこう

1986年に浦項(ポハン)総合製鉄(現POSCO)主体となって設置された私立大学。韓国東部の慶尚北道浦項市に位置する。ソウル市内に所在する有力伝統私学と比べ,比較的歴史の浅い地方私学であるが,2010年以降,タイムズ誌の世界大学ランキング上位に連続して入り,国内外の注目を集めている。もともと韓国内での評価は高く,報道機関が実施する大学評価では常に上位にランキングされ,競争的資金に基づく政府の教育・研究支援事業でも多くのプロジェクトが採択されてきた。科学技術分野における国際的水準の高級人材の育成を目的としており,学部講義の70%を英語で進行するなど,グローバル人材の育成にも力を入れている。2016年現在,数学科や物理学科,化学科,生命科学科,新素材工学科,機械工学科,産業経営工学科など,工学分野を中心に12学科が設置されている。2015年現在の学生数は3555人(学部1413人,大学院2142人),教員数は267人。
著者: 松本麻人

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

関連語をあわせて調べる