浦上崩(読み)うらかみくずれ

精選版 日本国語大辞典 「浦上崩」の意味・読み・例文・類語

うらかみ‐くずれ ‥くづれ【浦上崩】

〘名〙 長崎の浦上地方で禁制のキリシタン信仰が発覚した事件。寛政二~七年一七九〇‐九五)の浦上一番崩れから、元治二年(一八六五)の四番崩れまで四回起こり、幕府弾圧を受けた。明治政府もキリシタン禁制を採ったが、四番崩れが外交問題に発展したため、明治六年(一八七三)禁制を解いて、信徒を放免した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android