流れ橋(読み)ながればし

知恵蔵mini 「流れ橋」の解説

流れ橋

橋桁を固定せず、洪水の際に流れてしまうことを想定している形式の橋の通称。残された橋脚の上に新たに桁を架けて、簡単に復旧できるのがこの橋の特徴。日本では、京都府八幡市と久御山町を結ぶ木津川にかけられた日本最大級の長さの木造橋である上津屋(こうづや)橋(通称「やわた流れ橋」全長約356メートル)が有名。2014年8月9日、木津川の増水で同橋の橋桁は流出。1953年に完成した流れ橋の流出はこれで21回目で、2011年から4年連続で流出している。これを受け、京都府の山田啓二知事は専門家や地元代表による検討委員会で恒久的な橋にする構造見直しも含めて検討する方針を示した。

(2014-8-13)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android