活殺自在（読み）カッサツジザイ

デジタル大辞泉

かっさつ‐じざい〔クワツサツ‐〕【活殺自在】

生かすも殺すも思いのままであること。相手を思うままに扱うこと。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

かっさつ‐じざい クヮッサツ‥【活殺自在】

〘名〙 (形動) 生かすも殺すも心のままにできること。他を自分の思うがままにあやつること。また、そのさま。

※社会百面相（1902）〈内田魯庵〉電影「最う少し横着にすると活殺自在(クヮッサツジザイ)の模範政治家が出来るがのう」

出典　精選版 日本国語大辞典

四字熟語を知る辞典

活殺自在

生かすも殺すも心のままにできること。他を自分の思うがままにあやつること。

[使用例] 杓子定規に陥るから得て失敗しがちじゃ〈略〉もう少し横着にすると活殺自在の模範政治家が出来るがのう［内田魯庵＊社会百面相｜1902］

[使用例] 口先と文章ばかりは婉転滑脱、活殺自在の妙を得たれども［山路愛山＊現代金権史｜1908］

[解説] 「活殺」は、生かすことと殺すこと。生かしたり殺したりすること。

出典　四字熟語を知る辞典