洪水期制限水位(読み)コウズイキセイゲンスイイ

デジタル大辞泉 「洪水期制限水位」の意味・読み・例文・類語

こうずいき‐せいげんすいい〔‐セイゲンスイヰ〕【洪水期制限水位】

ダムにおいて、台風大雨が予想される時期に、サーチャージ水位までの洪水調節水量に余裕を持たせるため、常時満水位より低く設定された水位

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世界大百科事典(旧版)内の洪水期制限水位の言及

【ダム】より

…ふつうは堆砂面とする。 洪水期制限水位洪水調節を行うダムでは,洪水の多い夏季を中心に,洪水がいつきても貯留できるように貯水池をあけておく。そのため特定の期間だけ常時満水面より低い水位に制限しているが,この水位を洪水期制限水位という。…

【多目的ダム】より

…両者とも洪水期は洪水調節容量をつねに確保して洪水流量の流入に備えておくために,貯水池水位を下げておくので,洪水期には利水容量はその分だけ少なくなる。前者の場合,洪水調節容量の下限水位を洪水期制限水位といい,洪水期には貯水池の水位をこれ以下にしておく。また洪水調節容量の上限水位は常時満水位と呼ばれる。…

※「洪水期制限水位」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」