泣寝入(読み)なきねいり

精選版 日本国語大辞典 「泣寝入」の意味・読み・例文・類語

なき‐ねいり【泣寝入】

〘名〙
① 泣いているうちに寝込んでしまうこと。なきね。
俳諧・新続犬筑波集(1660)二〇「ふすま雪に寒苦鳥もや鳴寝入一笑〉」
② 不当な仕打ちを受けながら、相手の力を恐れてしかたなくあきらめること。
浄瑠璃・関八州繋馬(1724)三「つがひし言葉を無になしては、兄弟は猶弓矢の意地、泣(なき)寝入にはしまはれず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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