泉岡村(読み)いずみおかむら

日本歴史地名大系 「泉岡村」の解説

泉岡村
いずみおかむら

[現在地名]高畠町泉岡

高畑たかはた村の南西文珠もんじゆ山の北麓に位置する。大永八年(一五二八)八月一六日の例祭物取収并支払帳写(安久津八幡神社文書)によれば、安久津あくつ八幡宮の例祭にあたり「泉岡在家」から四〇〇文を奉納している。また「日渡在家」から八〇文を納めているが、当地の日渡ひわたしのことであろう。天文二二年(一五五三)晴宗公采地下賜録によると、浜田式部が富田主計から買った「や代の庄明神かさき、切田七百かり」を与えられているが、当地に小字明神崎みようじんがさきがあり、関連が推定される。

泉岡村
いずみおかむら

[現在地名]小国町泉岡

玉川中里たまがわなかざと村の南にある。寛文五年(一六六五)の小国百姓目安(渡部文書)によれば明暦新帳作成以前に新田として開発され、元禄一五年(一七〇二)の変地帳(上杉家文書)には玉川中里村枝村として村名が載る。上杉領村目録によると高六六石余(一六六石余か)、本免二ツ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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