河岸番(読み)かしば

精選版 日本国語大辞典 「河岸番」の意味・読み・例文・類語

かし‐ば【河岸番】

洒落本・部屋三味線(1789‐1801頃)「又いきわたった客衆といふものは二三度も来て廻しにちかづきになり先河岸番(カシバ)にやり」

かし‐ばん【河岸番】

〘名〙 江戸時代、江戸深川花街の茶屋若い衆で、船着き場で客の送迎をする者。かしば。
※洒落本・船頭深話(1802)二「是を二階廻しと河岸番(カシバン)へ割振って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android