送迎(読み)そうげい

精選版 日本国語大辞典 「送迎」の意味・読み・例文・類語

そう‐げい【送迎】

〘名〙 人を送ることと迎えること。おくりむかえ。
本朝無題詩(1162‐64頃)五・初冬述懐〈大江佐国〉「年景送迎雖悽、興余幕府望高低」
集義和書(1676頃)八「諸大名参府の送迎」 〔春秋左伝‐僖公二二年〕

おくり‐むか・える ‥むかへる【送迎】

〘他ア下一(ハ下一)〙 おくりむか・ふ 〘他ハ下二〙 (室町時代頃からヤ行にも活用した) 送ったり、また迎えたりする。送迎する。
※栄花(1028‐92頃)様々のよろこび「折しも雪いみじう降りければ、『送りむかふ』といひ置きたるも、げにとおぼえたるに」

おくり‐むかえ ‥むかへ【送迎】

〘名〙 人を送ったり、迎えたりすること。そうげい。おくりむかい。
源氏(1001‐14頃)桐壺「御おくりむかへの人の、きぬの裾たえがたく、まさなき事もあり」

おくり‐むかい ‥むかひ【送迎】

〘名〙 (「むかい」は「むかえ」の変化した語) =おくりむかえ(送迎)日葡辞書(1603‐04)〕

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デジタル大辞泉 「送迎」の意味・読み・例文・類語

そう‐げい【送迎】

[名](スル)行く人を送り、来る人を迎えること。おくりむかえ。「客を車で送迎する」
[類語]迎える待ち受ける出迎える歓迎する奉迎する迎え入れる迎え出迎え目迎送り迎え

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「送迎」の読み・字形・画数・意味

【送迎】そうげい

送り迎え。唐・章孝標〔長安秋夜〕詩 池未だらず 桑柘(さうしや)、雨初めてる 、香(かうらう)(香りのよい酒)熟す 村村、自ら

字通「送」の項目を見る

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