河岸上・河岸揚(読み)かしあげ

精選版 日本国語大辞典 「河岸上・河岸揚」の意味・読み・例文・類語

かし‐あげ【河岸上・河岸揚】

〘名〙
船荷などを河岸へあげること。また、その仕事をする人。水あげ。陸あげ。
洒落本辰巳婦言(1798)四つ明の部「舟へずいのりかしあげの、もやいをときて」
近世、江戸深川で、船頭が河岸に舟を着け、艪(ろ)だけ持って上がること。また、茶屋男衆で客を舟に出迎え、船頭に代って艪を揚げる者、河岸場役。かしば。かしばん。
※洒落本・風俗通(1800)二「川岸(カシ)あげの若い者

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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