沖つ真鴨(読み)おきつまかも

精選版 日本国語大辞典 「沖つ真鴨」の意味・読み・例文・類語

おきつ【沖つ】 真鴨(まかも)

沖にいる真鴨。鴨が水にもぐっていて浮かび上がっては長い息をはくところから、「なげく」の序詞として用いられる。
万葉(8C後)一四・三五二四「まをごもの節(ふ)の間(ま)近くて逢はなへば於吉都麻可母(オキツマカモ)の嘆きそ吾がする」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android