デジタル大辞泉
「沈重」の意味・読み・例文・類語
ちん‐ちょう【沈重】
[名・形動]落ち着いていて、おもおもしいこと。また、そのさま。
「始終―な玄機に制馭せられていた」〈鴎外・魚玄機〉
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ちん‐ちょう【沈重】
〘名〙
① (━する) 沈んでたまること。また、沈んでよどむこと。また、病いが重くなること。
※
万葉(8C後)五・沈痾自哀文「若有
二病結積沈重在
レ内者
一刳
レ膓取
レ病縫復摩
レ膏四五日差之」
② (形動) 重く沈んで動きにくいこと。また、そのさま。
※
暦象新書(1798‐1802)下「大中小の諸団、各凝合して塊となる。〈略〉塊の
中腹は早く質をなして沈重なるが故に」
③ (形動) 落ち着いておもおもしいこと。沈着で重厚なこと。また、そのさま。
沈厚。
※彼日氏教授論(1876)〈
ファン=カステール訳〉七「軽駿なる少馬をして沈重なる
老馬に列して之を馴れしむるが如し」 〔
後漢書‐劉愷伝〕
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普及版 字通
「沈重」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報