江戸引廻(読み)えどひきまわし

精選版 日本国語大辞典 「江戸引廻」の意味・読み・例文・類語

えど‐ひきまわし ‥ひきまはし【江戸引廻】

〘名〙 江戸時代、罪人見せしめのために江戸市中を引き廻したこと。火刑、磔(はりつけ)獄門などの刑の執行に先立って行なわれることが多く、牢屋敷を出て日本橋両国橋筋違橋、四谷御門、赤坂御門を経て、鈴ケ森または小塚原の御仕置き場に行く「五か所引廻」と、江戸市中の大通りを回り、牢屋敷へ戻る「江戸中引廻」とがあった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android