汗疹・熱沸瘡(読み)あせも

精選版 日本国語大辞典 「汗疹・熱沸瘡」の意味・読み・例文・類語

あせ‐も【汗疹・熱沸瘡】

〘名〙 汗が体外へうまく排出されないために皮膚にできる、かゆみを伴った赤いただれ。あわ粒程度の小さな水疱性湿疹で、からだの表面に広く分布しているエクリン腺の汗管がつまって起こる。汗疹(かんしん)汗瘡(かんそう)。あせぼ。《季・夏》
※十巻本和名抄(934頃)二「熱沸瘡〈略〉新録方云治夏月熱沸瘡〈和名阿世毛今案沸字冝作疿乎〉」

あせ‐ぼ【汗疹・熱沸瘡】

〘名〙 =あせも(汗疹)《季・夏》
易林本節用集(1597)「熱沸瘡 アセボ、汗瘡 同」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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