永祥院(読み)えいしよういん

日本歴史地名大系 「永祥院」の解説

永祥院
えいしよういん

[現在地名]盛岡市材木町

材木ざいもく町中ほどの町の北東裏にある。水養山と号し、曹洞宗本尊釈迦如来。寺社修験本末支配之記(内史略)法光ほうこう(現青森県三戸郡名川町)末、報恩ほうおん寺支配とある。寺伝によれば、法光寺一〇世満室存芸が布教中に、岩手郡鵜飼うかい(現滝沢村)に一寺を建立して開山となり、二世守室玄秀の代の寛永年間(一六二四―四四)に盛岡城下の材木町に移転。その際、盛岡藩では報恩寺の支配下におこうとしたが、その命に服さなかったので、寺禄の拝領ができなかったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android