日本大百科全書(ニッポニカ) 「永平寺(町)」の意味・わかりやすい解説
永平寺(町)
えいへいじ
福井県北部、吉田郡にある町。福井市の東方。1962年(昭和37)志比(しひ)村が町制施行し、永平寺町と改称。2006年(平成18)同郡上志比村(かみしひむら)、松岡町(まつおかちょう)を合併。九頭竜川(くずりゅうがわ)中流域と支流の永平寺川の谷を占め、永平寺川の上流に道元(どうげん)禅師の道場、曹洞(そうとう)宗大本山永平寺がある。えちぜん鉄道勝山永平寺線、永平寺大野道路(中部縦貫自動車道の一部)が通じる。経済の中心は勝山街道(国道416号)と国道364号の交差する東古市(ひがしふるいち)で、小規模な機業が多い。その北の鳴鹿(なるか)は古くから九頭竜川の渡河点で、やや下流には十郷(じゅうごう)用水の取り入れ口がある。面積94.43平方キロメートル、人口1万8965(2020)。
[島田正彦]
『『永平寺町史』全2巻(1984、1987・永平寺町)』
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