精選版 日本国語大辞典 「水祭」の意味・読み・例文・類語
みず‐まつり みづ‥【水祭】
〘名〙
① 九州地方で新しい着物の着初めにする呪術的風習。汲みたての水を入れた新しい茶碗に、ひとつまみの塩を入れて床の間に供え、その水を一口飲んで「衣裳は弱かれ、身は強かれ」という呪文を唱えながら床の間のひさしに水をかける。
※思ひ出(1911)〈北原白秋〉わが生ひたち「七歳の日の水祭(ミヅマツリ)に初めてその児を見てからといふものは」
③ 忌明けの法要。
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