精選版 日本国語大辞典 「水激」の意味・読み・例文・類語
み‐な‐そそく【水激】
[1] 〘連語〙 水が激しい勢いで流れ込む。
※万葉(8C後)一・三六「この川の 絶ゆることなく この山の いや高知らす 水激(みなそそく) 滝の宮処は 見れど飽かぬかも」
[2] 枕
① 水がほとばしる意で、勢いよく泳ぐ魚の「鮪(しび)」の意から、同音の人名「鮪」にかかる。
② 「臣(おみ)」にかかる。かかり方未詳。
[補注]((二)②について) 水がほとばしり流れる「大水(おほみ)」あるいは水がそそぎ込む「大海(おほみ・おふみ)」の意から類音の「臣」にかけたとする説がある。
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