ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水滸後伝」の意味・わかりやすい解説
水滸後伝
すいここうでん
Shui-hu-hou-zhuan
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中国、清(しん)初の長編小説。『水滸伝』を受け、宋江(そうこう)の死後、生き残った英雄たちが対金(きん)和平派の奸臣(かんしん)に圧迫され、やむなく海外に脱出し、李俊(りしゅん)をたててタイ国王とするに至る経緯を描く。40回。『水滸伝』の続作中もっとも優れる。作者陳忱(ちんしん)は1608年ごろに生まれ、明(みん)の滅亡後は遺民として顧炎武(こえんぶ)、帰荘(きそう)らと驚隠詩社を結成した。その後この詩社も弾圧されたため、古宋遺民の名のもとに『水滸後伝』を著したという。字(あざな)は遐心(かしん)、敬夫ともいい、雁宕山樵(がんとうさんしょう)とも号した。
[大塚秀高]
『鳥居久靖訳『水滸後伝』全3冊(平凡社・東洋文庫)』
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
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