水海城跡(読み)みずうみじようあと

日本歴史地名大系 「水海城跡」の解説

水海城跡
みずうみじようあと

[現在地名]総和町水海

水海の南端内城うちしろの地と考えられる。現在は水田地で、遺構はなにもない。簗田満助が永享七年(一四三五)頃、佐竹義憲より下総関宿近郷を譲り受け、当地に城を構えたのに始まるとみられる。のち簗田氏は主城を関宿に移すが、水海城の支配は続いた。永禄一〇年(一五六七)には北条氏政が簗田持助に出した起請文(簗田文書)、この直後の足利義氏契状写(静嘉堂本集古文書)などに水海の安堵を記している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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